岐阜大仏


岐阜に大仏があるということは知っていましたし、見たはずでもありますが、なにしろ小学生の遠足かなにかで見たきりですので、記憶がおぼろで、はたして見たのか見なかったのか判然としませんが、ほこりだらけの薄暗いお堂の中に、半分壊れかけたような大仏様が、これまたほこりだらけで坐っておられたような記憶がかすかに残っております。

通称「岐阜大仏」、正式には「金鳳山 正法寺」と称しますが、黄檗宗に属しますので、宇治の万福寺の末ということになるのでしょう。

という次第で、あまり好い印象はなかったのですが、実際に見てみないことには、どうにもなりませんので、まったく期待せずにお堂の前まで来てみますと、やはりこれはなんともうしますか、まあ端的に言ってしまえば、戦後しばらく、あちこちに見られたバラック風とでもいいますか、正面向拝下の柵だとか、火頭窓に内から打ちつけられた横板だとか、鳩よけの金網だとか、効果的な小道具で、ますますその感が強められています。


入口で、パンフレットを呉れましたので、見てみましょう、――

   日本三大仏
         黄檗山金鳳山正法寺
    大仏(岐阜県重要文化財)

金鳳山正法寺は、京都宇治黄檗山万福寺の末寺である。第十一代惟中和尚は、歴代の大地震および大飢餓の災霊の祈願をたて、奈良東大寺大仏の聖徳を敬って、ここに大釈迦如来像の建立をはかる。
この大仏は周囲一.八メートルの大イチョウを真柱として、骨格は木材をもって組み、外部は竹材にて編み粘土をぬり一切経、阿弥陀経、法華経、観音経などを張り、その上に漆を施し、金箔をおいた日本一の乾漆仏である。
惟中和尚は、正法寺の門徒が少なく各地を托鉢して、遠くは信越地方まで、ひたすら経本の喜捨に歩いた。苦業二十五年、文化十二年七月二十二日建立なかばにして歿した。
第十二代肯宗和尚は師の志をよく継ぎ、天保三年四月、苦業十三年二代にわたる実に三十八年の歳月を費やして、ここにようやく大釈迦如来像を完成した。大仏の開眼供養には、尾州侯の使者を賜り、織田信長の居城以来の盛儀であったといわれる。
大仏は像高一三.七メートル、顔長さ三.六三メートル、耳長さ二.七一メートル、口幅〇.七一メートル、鼻高さ〇.三六メートルあり、胎内仏として薬師如来像(県重文)が安置されている。

   〒五〇〇ー八〇一八
     岐阜市大仏町八番地
       電話〇五八ー二六四ー二七六〇


万福寺の鉄眼和尚が、一切経を開版するため、ひたすら喜捨を仰いで集めた浄財を、天災や、飢饉を被った民衆に、二度までも放出しながら、また一から始めて、足かけ十七年の辛苦の果てに、やっと六万枚の版木を完成させたという話を連想させますが、黄檗宗というのは、時としてこのような傑僧を輩出しているようですな、えらいものです、‥‥。

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八月は反省の月ですので、新聞や何かで反省しろ、反省しましょうという記事を見るたびに、しばらく食傷していたのですが、この頃の世相を見ますと、いかに我々の反省が不足していたのか、思い知らされますな、‥‥。

前の時は、最初が治安維持法、次が国家総動員法、そして最後が大政翼賛会で、ついに後戻りできなくなりましたが、今回は特定秘密保護法、――特定という名前に欺されてはいけません、特定とは普通の同義語です――次が集団的自衛権に関する諸法、――積極的平和法とは、積極的戦争法の同義語です――最後の大政翼賛会とは?これも町内会、自治会の異名ですね、‥‥。

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何か、この状況に相応しいことばはないでしょうか?
これなんか、どうでしょう?‥‥勿論「論語」ですが、何はともあれ読んでいただきましょう、
「論語 季氏篇」の冒頭です、――

季氏將伐顓臾。冉有季路見於孔子曰:「季氏將有事於顓臾。」孔子曰:「求!無乃爾是過與?夫顓臾,昔者先王以為東蒙主,且在邦域之中矣,是社稷之臣也。何以伐為?」
季氏将に顓臾を伐たんとす。冉有、季路、孔子に見えて曰わく、「季氏、将に顓臾に於いて事有らんとす」、と。孔子の曰わく、「求、乃ち爾が是に過ちたること無からんか。夫れ顓臾は、昔、先王、以って東蒙の主と為し、且く邦域の中に在りて、是れ社稷の臣なり。何を以ってか伐たんや」、と。

  季氏(きし):季孫氏。季孫は姓。孔子の時代魯国の政権を掌握していた大夫の家系。魯の桓公の子孫が分家して孟孫氏、仲孫氏、季孫氏を名乗り、後季孫氏最も栄えて王室を凌ぎ、この時代に及んでは、魯国の実権はほぼ季孫氏の掌中にあったという。
  (しょう):まさに~せんとす。~しようとしている。
  顓臾(せんゆ):魯の属国。
  冉有(ぜんゆう):冉求ともいう。子有の本名。姓は冉、名は有、又は求。字は子有。孔子の弟子。季氏の家臣。
  季路(きろ):子路の別字。姓は仲、名は由、字は子路。孔子の弟子。季氏の家臣。
  孔子(こうし):先秦の思想家。姓は孔、名は丘、字は仲尼。子は師に対する尊称。
  (きゅう):冉有の名。
  (ふ):発語を示す詞:意に専ら指す所あるに用いる。それ、その。指示代名詞:近くを指すの詞。かの。この。語気を示す詞:句首に用いるときは、下文を示して、或いは事の進行、判断に対するを示し、句中に用いるときは、語気を緩和させる作用を示し、句尾に用いるときは、感嘆を示す。それ。その。かな。
  (だい):すなわち。意外の意を表わす。
  (じ):二人称代名詞。なんじ。汝。お前。
  昔者(せきしゃ):むかし。往日。
  先王(せんおう):古代の帝王。
  (い):もって。それをもって。
  東蒙(とうもう):東蒙は山名。魯の国域七百里(350㎞)中に在った。
  (しゃ):しばらく。なんとか。まあまあ。
  邦域(ほういき):国域。
  社稷(しゃしょく):土地神と穀物神。王室の意。
  何以(かい):疑問の辞。何を以って。何を思って。なぜ。
  (い):助辞。語尾に在るときは、反語の語気を示す。

  季孫氏が、顓臾国を伐とうとしていた。
  冉有と季路は、孔子に見(まみ)えて言った、
――「季孫氏が、顓臾国に対して、事を起こそうとしています」、と。
  孔子は言った、
――「求! それじゃあ、それはお前の過失じゃないか!」
――「そもそも、顓臾という国は、昔、古代の王が、東蒙の主として、封ぜられて以来、その山の祭りを司っているのである」、
――「又国域の中に在るということは、王室の臣でもある。 何故伐たねばならぬのだ?」、と。

冉有曰:「夫子欲之,吾二臣者,皆不欲也。」孔子曰:「求!周任有言曰:『陳力就列,不能者止。』危而不持,顛而不扶,則將焉用彼相矣?且爾言過矣!虎兕出於柙,龜玉毀於櫝中,是誰之過與?」
冉有の曰わく、「夫子、之を欲す。吾が二臣は、皆、欲せざるなり」、と。孔子の曰わく、「求、周任に言有り、曰わく、『力を陳ぶれば、列に就き、能わざれば、止む』と。危うくして持たず、顛れて扶けざれば、則ち将お焉ぞ、彼の相を用いん。且つ爾が言は過てり。虎兕、柙より出で、亀玉、櫝中に毀たば、是れ誰の過か」、と。

  夫子(ふうし):男子に対する尊称。
  (しゃ):主語を表わす助辞。判断を示す。
  周任(しゅうじん):週任。古の賢人の名。
  (げん):ことば。語。
  陳力(ちんりょく):力をのべる。才力を施しのべる。貢献。
  就列(しゅうれつ):序列に就く。職に就任する。
  不能(ふのう):あたわず。できない。
  (し):やめる。
  (き):あやうい。不安定なさま。
  (じ):たもつ。支える。
  (ふ):たすける。助け起こす。
  (てん):倒れる。躓く。
  (そく):すなわち。とりもなおさず~ということだ。
  (しょう):なお。尚。いったい。はた。はたして。
  (えん):いずくんぞ。どこに。何ぞ。どうして。
  (しょう):宰相。輔佐。補助。盲人を助け導くひと。
  (しゃ):かつ。また。
  (か):とが。あやまち。あやまつ。
  虎兕(こじ):虎と犀。
  (こう):おり。檻。
  亀玉(きぎょく):亀甲と宝玉。
  (とく):ひつ。櫃。箱。箪笥。
  (き):こぼつ。こわす。
  (よ):疑問の辞。か。

  冉有は言った、
――「主人は、伐とうと思っていますが、わたし達は、皆、望んではおりません」、と。
  孔子は言った、
――「求! 周任の言葉が残っている、『力を見せられるならば、職に就き、できなければ、職を退く』、と」、
――「足がふらついても支えず、転んでも扶けないのであれば、あの盲人を導く者は、何の役に立とう?」、
――「又、お前の言葉は、間違っている! 虎や犀が檻から出たり、亀甲や、宝玉が櫃の中で壊されていれば、これは誰の過失となるのか?」、と。

冉有曰:「今夫顓臾,固而近於費;今不取,後世必為子孫憂。」孔子曰:「求!君子疾夫舍曰欲之,而必為之辭。丘也,聞有國有家者,不患寡而患不均,不患貧而患不安。蓋均無貧,和無寡,安無傾。夫如是,故遠人不服,則修文德以來之。既來之,則安之。今由與求也,相夫子,遠人不服而不能來也;邦分崩離析而不能守也,而謀動干戈於邦內。吾恐季孫之憂,不在顓臾,而在蕭牆之內也!」
冉有の曰わく、「今、夫の顓臾は固くして、費に近し。今、取らずんば、後世に必ず、子孫の憂と為らん」、と。孔子の曰わく、「求、君子は夫の之を欲すと曰うを舍きて、必ず之が為に辞すものを疾む。丘や聞けり、『国有り、家有る者は寡きを患えずして、均しからざるを患う。貧しきを患えずして、安からざるを患う』、と。蓋し、均しければ貧しき無く、和めば寡き無く、安んずれば傾くこと無し。夫れ是の如し。故に遠くの人服せざれば、則ち文徳を修めて、以って之を来たし、既に之を来たせば、則ち之を安んず。今、由と求たるや、夫子を相けて、遠くの人をして、服せしめず、来たすこと能わざるなり、邦分かれ、崩れ、離れ、析けても、守る能わざるなり。而も干戈を邦内に動かさんと謀る。吾は恐る、季孫の憂の、顓臾に在らずして、蕭牆の内に在ればなり」、と。

  (こ):強い。城壁の堅固なるをいう。
  (ひ):地名。季氏の領地。
  (ゆう):うれえ。心配事。悩みの種。
  君子(くんし):有徳の人。立派な人。人の上に立つべき人。
  (し):指示代名詞:これ。第三人称代名詞:かれ、他。助詞:の。所属、所有関係を示す。助詞:主語と和して謂う語との間に用いて、句の独立性を取り消す。助詞:句中に在って、音声を調えるが実義の無い詞。
  (しつ):にくむ。嫌悪。
  (しゃ):おく。放棄。捨てる。
  (じ):言葉。美しく飾ることば。理由を述べる。
  (きゅう):孔子の名。丘也は「丘や」と呼び、「わたしは」の意味。
  (や):句中の語気を示す詞:語気の停頓を示す。や。句末の語気を示す詞:判断して肯定する。なり。句末の語気を示す詞:疑問の語尾に用いて疑問の語気を強める。や。句末の語気を示す詞:句尾に用いて因果関係の解釈を示す。なり。である。
  (かん):うれう。心配する。悩む。
  (か):少ない。欠少。減少。
  (きん):ひとしい。均等。
  (がい):けだし。大概此の如し。恐らくは。
  (わ):やわらぐ。むつぶ。なごむ。調和。平和。平穏。
  (あん):やすんじる。安心。
  (けい):ひっくりかえる。
  文徳(ぶんとく):礼楽の教化、武功に対する語。
  (ゆう):季路の名。
  (しょう):たすける。援助。
  (ほう):国。国家。
  分崩離析(ぶんほうりせき):分かれ崩れ離れ析ける。四分五裂。
  (ぼう):はかりごと。計画。
  干戈(かんか):たてとほこ。戦争。
  蕭牆(しょうしょう):屏風と塀。

  冉有は言った、
――「今では、顓臾も、城壁を堅固にしておりますし、しかも季孫氏の領地の費にも近いことですので、今伐ち取らなければ、後世には必ず、子孫の心配の種となりましょう」、と。
  孔子は言った、
――「求! 君子というものは、ああしたい、こうしたいとはっきり言わずに、あれこれ辞を弄して言い抜ける奴を最も嫌うのだ!」、
――「わたしは、このように聞いておる、『国を領有し、家を治める者は、民が減少するのを心配せず、配分の均等でないことを心配する。財が欠乏するのを心配せず、安心させられないことを心配する』と。」、
――「思うに、均等ならば、貧しい者は無く、平和ならば、民が減少することも無い。安心できれば、国が傾くこともない、ということだろう」、
――「そしてこのようであれば、遠国の人が、服従していなくても、文化の徳を以って国内を修めれば、これを来させることができ、遠国より人が来ても、安心させることができる」、
――「今、由と求とはいったいどうしたことだ! 主人を輔佐していながら、遠国の人が服従しないようにし、来させることもできないでいる!」、
――「しかも、国が分割されて、崩壊し、民が離反して、散り散りになろうとしているのに、守ることもできないときている!」、
――「その上、国内に楯や鉾を動かそうと謀っているが、わたしは恐れているのだよ、季孫氏の心配の種は、顓臾に在るのではない、季孫氏の邸宅の御簾内に在るのだ!」、と。


これに依りますと、悪いのは補佐役ということになりますが、民主主義の時代において、政治家を見守るべきは、我々自身ということになりそうですね、‥‥。しかし、何をどうすればよいのか?‥‥。

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季氏一篇の要は、「政治家の心配すべきは、貧しさではない、均等でないことなのだ」という、この一語に尽きます。

国民に信託された政治というものは、厚い部分を削って、薄い所に合せるという、鯖寿司職人と同じ行為を行うところにあるわけですが、国民が常に見張っていなければ、政治家も公務員も地道な職人業で、満足するはずのない人種ですので、どうなりますか、‥‥。

聖人の言葉に逆らって、この国はどこへ行こうとしているのでしょうかね?‥‥
反省の月ですからね、反省しましょう、‥‥何を反省するのか、よく分りませんが、‥‥。



さて、中に入って見ますと、お堂が小さいので比較は難しいのですが、東大寺の大仏と、或いは同じぐらいの大きさでしょうか、外からは想像もできませんでしたが、かなり本格的な大仏様が坐っていられます。

若い時のマイケル・ジャクソンに似ていなくもない、容貌も中々見事です。
ではどうぞ、お静かに拝観なさってください、‥‥








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ハンドミキサーが熱をもつようになりましたので、修理に出そうとしたところ、Amazonで、ほぼ同じものが、送料無料で1270円です。 もうすでに5年ほど使用したものですし、この値段では恐らくは寿命であろうと思い、新しく買うことにしました。

ハンドミキサーの使い道としては、マヨネーズを2週間ごとに1回、スポンジケーキとか、バタークリームとかを年に数回程度使うだけで、それほど多くはありませんが、ここに来てにわかに、アイスクリームが加わりましたので、使用頻度もグンと上昇することとなりました。

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と言うことで、今月は、アイスクリームの作り方を御伝授しようということですが、面倒なことは何もありません、使う道具も、きわめてシンプルで、作り方もごく簡単です。



道具は、特別必要なものとしては、上の写真のハンドミキサー、温度計、ステンレス・ボール3個のみです。 あと鍋も必要ですが、これはどこのご家庭にもあるものでしょう。 温度計は1000円前後、ステンレス・ボールは3個で1000円ぐらいで手に入ります。 手で使う泡立て器も有れば便利です。

これぐらいの出費で、かのハーゲン・ダッツにも遜色ないアイスクリームが作れるのなら、一度ぐらい試してみてもご損はありますまい、ということですな、‥‥。道具は皆、用途が広いものばかりですから、たとえアイスクリームを作らなくっても、皆様方の食卓が、かえって豊になろうというものです。



では、用意は宜しうございますか?
上の写真を見ながら作ってください、美味しそうですな、‥‥励みになりましょう?

≪アイスクリームの作り方:作業時間35分≫
≪準備:約5分≫
  1. ステンレス・ボール2個を、冷蔵庫で冷やす
  2. アイスクリームの保存容器を、冷凍庫で冷やす
  3. 卵3個を、黄身と白身に分ける
≪材料≫
  1. 生クリーム(脂肪分47%):200ml
  2. 卵:3個
  3. グラニュー糖:200g
  4. 水:50ml
  5. グランマニエ酒:大さじ1杯
≪作り方:≫
  1. ≪生クリームを泡立てる:約5分≫:
    1. 冷やしたボールに生クリームを入れ、別の容器に入れた氷水に漬けながら、ハンドミキサーで光沢が出て角が立つまで、泡立てる( ハンドミキサーを引いたとき、1cmぐらいの角が真直ぐ立つ)。
    2. 十分泡が立ったら、冷蔵庫に入れて冷やしておく。(泡立て過ぎると、光沢が消えて滑らかさがなくなる、失敗覚悟で試してみるのがよい)。
  2. ≪イタリアンメレンゲを作る:約10分≫:
    1. 冷やしたボールに卵白と、グラニュー糖10gとを入れ、ハンドミキサーで軽く泡立てる(約20秒間)。
    2. 鍋に水30ccと、グラニュー糖110gとを入れ、温度計で計りながら、90℃のシロップを作る。
    3. 卵白のボールにシロップを少しづつ加えながら、ハンドミキサーの目盛りを強にして、光沢が出て角が立つまで泡立る。
    4. 角が立ったら、目盛りを弱にして、室温近くになるまで、泡立て続け、その後冷蔵庫に入れておく。
  3. ≪卵黄を泡立てる:約10分≫:
    1. 室温のボールに卵黄3個分を入れ、ハンドミキサーで軽くほぐす。
    2. 鍋に水20ccと、グラニュー糖80gとを入れて、温度計で計りながら、90℃のシロップを作る。
    3. 卵黄のボールに、シロップを少しづつ入れながら、ハンドミキサーで泡立て(あまり泡立つようすはないが、白くなるので、空気を含んだことがわかる)、室温近くになるまで、泡立てつづける(ハンドミキサーを引いたとき、ハンドミキサーより垂れ落ちる分で、字が書けるぐらいまで)。
    4. 冷めたらグランマニエ酒を大さじ1杯入れ、軽くかきまぜる(グランマニエの代わりに、バニラ数滴、或いはその他の香料でもよい)。
  4. ≪全体を混ぜる:約5分≫
    1. 卵黄と生クリームをあわせ、杓文字等で混ぜる。
    2. 更にイタリアンメレンゲを合わせ、杓文字等で混ぜる。
    3. 容器に移して、冷凍庫で約24時間冷やす。
  5. ≪注意事項≫
    1. 生クリームは脂肪分35%でもよい。食感が軽くなるので、かえってこの方が好いかもしれない。ただし沈殿しやすいので、冷凍後1時間を過ぎた頃、1度かき混ぜるのがよい。
    2. 生クリームの脂肪分が35%のものは、泡立てるとき、飛び散りやすいので、特に深いボールを使うか、ビニール袋などで防ぐのがよい。
    3. イタリアンメレンゲのシロップは、120℃ぐらいまで温度を上げることもできる。この場合食感は、35%の生クリームを使用したのと同様、かなり軽くなり、沈殿しやすくなるはずなので、冷凍中に1、2度かき混ぜるのがよいだろう。この辺はいろいろ試してみるのがよい。
    4. 熱が加わると泡が消えやすくなるため、室温は低い方がよく、中間製品もその都度冷蔵庫に入れるのがよい。

ということで、皆様どうですか?アイスクリームはできましたか?簡単でしたでしょう?
味の方も、ハーゲン・ダッツに遜色なかったでしょう?‥‥
今月は、大分お得な情報でしたな、‥‥。

家で取れた茗荷です
では今月はここまで、また来月お会いしましょう、それまでご機嫌よう。
  (岐阜大仏  おわり)

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