大君の辺にこそ死なめ
  エフゲニー・プリゴジンは本当に死んだのか? 誰もが納得しているわけではない 。2019年にアフリカで飛行機事故で死亡したと報じられた後、再び姿を現したことをきっかけに、別の説が飛び交っている。
  アンドリュー・ロス 2023年8月24日(木) 08.35 EDT  
  プリゴジンが死んだ! 嘘だ!
  殺されたのか? 誰に!


  プーチン大統領はプロギジン氏の飛行機事故で亡くなった人々に哀悼の意を表した 「プリゴジンは困難な運命を背負った人でしたが、才能に恵まれた人でした。彼は私たちの国内だけでなく海外でも積極的に活動し、成功を収めました」
  1:08 AM⚫ 2023 年 8 月 25 日

  プリゴジンの訃報に接して驚いた、
  プーチン大統領は落胆を隠せず、
  言葉も出ない様子だ。
  やはりあの訃報は本当だったのか、‥‥


  プーチン大統領:「プリゴジンは複雑な運命をたどった人物だが才能があり、ウクライナに多大な貢献をした。」
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、昨日のトヴェリ地方での飛行機事故で死亡した人々の遺族に哀悼の意を表した。この事故ではグループ「ワーグナー」の創始者エフゲニー・プリゴージンも亡くなった。

  「プリゴジンは複雑な運命をたどった人物だが、才能に恵まれていた」。プーチン大統領はDPR指導者デニス・プーシリンとの会談で、「ワグナーはウクライナでのナチズムとの戦いに多大な貢献をした。我々はそれを決して忘れないだろう」と語った。

  ロシア大統領は、ロシア調査委員会委員長から飛行機墜落事故の調査開始について知らされたと発表した。
  3:31 AM - 2023 年 8 月 25 日

  共に困難を克服してきた盟友同士。
  悲しみを隠せないのは当然だ。


  私たちの英雄プリゴジンは戦争に深く身を投じました。 戦争は死を意味します。 死は私たち全員にいつかやって来ます。 安らかに眠ってください +
   2023年8月24日午前6時56分
  国を愛するが故に命を捨てし者よ!
  愛国者の名は永久にこの地にとどまるだろう。


  ウラジミール・ゼレンスキー氏は、プリゴジン氏の飛行機墜落にはウクライナは何の関係もないと述べた 「ご存知のとおり、ウクライナが航空機に関して世界各国に話したり呼びかけたりしたとき、私たちは本意ではありませんでした。 私たちは全く異なることを念頭に置いていて、支援を望んでいたが、確かにこれはある意味で助けになるだろう」と政権首脳はキエフで語った。
  ウクライナ大統領はまた、「誰が関与しているのか誰もが理解している」とも付け加えた。 しかし、彼は詳しくは語らなかった。 しかし、彼の別の現実では、ロシア連邦当局とプーチン大統領が個人的に事件に関与していたことは明らかである。
  まあ、常識と論理では、西側諜報機関の介入なしにはそれができなかったことが示唆されている。

  汚らわしき臆病者!無能!ピエロ!


  プリゴジン氏の死についてバイデン氏:何が起こったのか正確には分からないが、驚いてはいない。 ロシアではプーチン大統領のいないところで起こっていることはあまりない。
  6:54 AM - 2023 年 8 月 24 日

  ここにもいた!
  悪党!嘘つき!我利々々亡者!
  それは前にも聞いた同じセリフじゃないか!


  「プリゴジンの残酷な最後は驚くべきことではなかった」 - ドイツ内閣はクレムリンの罪をほのめかした。
  12:16 AM · 2023 年 8 月 27 日

  嘘つき、ノルドストリームを忘れたのか?


  ノルド・ストリーム爆発事件の調査に詳しい情報筋は、その痕跡がウクライナに通じていることを確認しており、ロシアの罪を示す証拠はない、とZDFとシュピーゲルは認めている。
  2023 年 8 月 25 日午後 8:46
  アメリカの愛国者として、私はロシアのウクライナ侵略を決して「非難」しません。
   2023年8月30日午前2時02分
  愛国者同士が卑怯な暗殺などするわけがない!



  インド・ヨーロッパ文化では、私たちの戦士(クシャトリヤと呼ばれる)は、戦士の精神を尊重する限り、自分が生きるか死ぬかについてある程度の無関心を持っていることで名誉を与えられました。
  エフゲニー・プリゴジンは現代のクシャトリヤの化身でした。 そしてこれが、彼や他の人々が PMC ワグナー グループを通じて注入した精神です。
  「私は自分の人生の将来について非常に達観している。数日後に誕生日を迎えるが、親戚が私に、今日は私の誕生日なのか、そうでないのか?と質問すると、私はこう答えるだろう、わかっている、その日の朝になれば、教えてあげよう、と。もし私が生きていて健康であれば、それが私の誕生日である。自分に正直であれ!」

  『大君の辺にこそ死なめ顧みはせじ』
  武士道は8000kmを隔てながら東西を異にせず。


  プリゴジンの死後、サンクトペテルブルクのワーグナー本部には十字架がライトアップされた。
  6:00 AM- 2023 年 8 月 24 日
 ≪エフゲニー・プリゴジン。 賛辞の代わりに≫

   彼の人生と義務の道は、感傷的な高揚への誘いをものともしない。 エフゲニー・プリゴージンは、死を受動的に受け入れるような姿勢を示しました。 戦争に携わる者は、常に慣れ親しんだ言葉で死を扱う――それ以外の言葉は考えられない。

  彼は人格的であり、現実よりも現実的な人物の一人であり、何世紀にもわたって過去のエコーでした。 何よりも彼は、真の男らしさの本質、深淵に向かって加速する世界にとってますます異質な性質を体現していました。 結果を恐れず、自分のビジョンを絶え間なく追求することに専念した男。 彼は尊敬を集め、人類の 99% を怯ませるであろう挑戦に備えていました。

  人類の99パーセントは理解すらできないだろう。 しかし、彼は一般の人が理解でき、共感できる平易な言葉で話しました。 彼の価値観はこの一般人の価値観であり、奇妙なことに、彼は私たちの世界という大きな舞台で彼の代表者でした。 知り合いではないかもしれないし、一生に一度も会うことはないかもしれないが、心の中ではどういうわけか理解できる人もいます。 彼は何万もの見捨てられた魂に救いのチャンスを与えました。 彼は何万もの敵の破壊を監督しました。

  これこそが彼の記憶に残るものであり、最新の最大のスキャンダルを含め、(歴史的に見て)些細な政治スキャンダルではない。 この時代の歴史が書かれるとき、そんなことは問題にならない。 ロシアは猛々しい征服者を失い、偉大な伝説を手に入れた。 世界は、交換可能な無人機の灰色の塊から離れて立っていた数少ない権力者の一人を失いました。 そして、多くの立派な指導者と同様に、かなり少数の人々が彼の奇跡的な生存と神話上の復活を信じ続けるだろう。 残りの私たちは頭を下げ、心を交差させて祈りを捧げます。

  さようなら、ジェーニャおじさん。

 君は
  未来を亡った暗黒の獄中より罪人を救いとり、
  厳しい訓練の中に国を愛する心を育て、
  若者に無私に生きる喜びを教えた。
  さようなら、プリゴジン、
  偉大な教師、達観の人よ! 
  「現代の植民地主義者たちは、民主主義と人権という良いスローガンの陰に隠れて、他人を犠牲にして自分たちの問題を解決しようとしている」 ウラジーミル・プーチン、ロシア大統領
  7:27 AM 2023年8月25日
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今月の万年筆は”PILOT74”です。

パイロットの万年筆は高価なものを2本買いましたが、両方とも非常に気に入りましたので、もう1本安価なものを中古で購入して3本セットを完成しました。

だいたい新品で15000円ぐらい、中古で7000円ぐらいでしょうか、安物ですが安っぽいわけでもなく、また不相応に飾りたてられているわけでもなく、謂わば中庸の徳を備えておりますので、普段使いとして気楽に持ち歩けるところが素晴らしいところです。

”PILOT845”に比較しますと、やや小振りであり、ペン先も少し小さめですので、”845”はゆったりと鷹揚な感じであるのに対し、”74”はきびきびと歯切れの良い感じで、書き味から言いますと少し異なりますが、いづれを是とし、いづれを非とするわけでもなく共に優れた書き味を呈すると言うこともできようかと思っております。

というような次第ですので、どんなに書き味にこだわりを持つ方であったとしても、これに対して不満を抱かれるような事は、まあございますまいと、無責任ながら太鼓判を押しておきましょう。

なお尻軸のリングは軸よりも直径が大きいので、一見無駄なように見えますが、キャップを嵌めても軸に擦り傷が着きにくいという利点があり、これは良くできているように思います。

万年筆:”PILOT74”、nib=F/14k
インク:Pilot ”月夜”
原稿用紙:
テーマ:書斎
色:苔色
モットー:玄鳥書屋( The swallow's study )


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今月の百人一首は「壬生忠見」と、「清原元輔」です。
壬生忠見:
  恋すてふ 我が名はまだき立ちにけり
  人知れずこそ 思ひそめしか
壬生忠見:生没年不詳。
右衛門府生・壬生忠岑の子。三十六歌仙の一。

句釈:
「恋すてふ」は「恋をしているという」。「てふ」は「と言ふ」の略。
「まだき」は「早くも」。「人知れずこそ」は、「人に知られないように」。
「思ひそめしか」は「思い初めたのだが」。
「そめしか」は「初む+過去の助動詞きの已然形」、「こそ」と係り結びの関係。
意釈:
「恋をしている」という噂が、いつしかわたしの名と共に語られるようになった。
思い初めた頃には、人に知られないように気をつけていたのだが、
いつの間にか、気が緩んでしまったのだろう。
評釈:
他人から見れば、馬鹿馬鹿しいかぎりであるが、
恋をする者にとっては人に知られるのが、嬉しいような面映ゆいような、
その複雑な気持ちを歌に表わした。名歌であろう。

清原元輔:
  ちぎりきな 片身に袖をしぼりつゝ
  末の松山 浪越さじとは
清原元輔:908(延喜8)年-990(永祚2)年。
内蔵允・清原深養父の孫。清少納言の父。三十六歌仙の一。

句釈:
「契りきな」は「約束しましたよね」。「片身に」は「互いにかき抱いて」。
「袖を絞りつゝ」は「淚を流しながら」。
「末の松山 浪越さじ」は「末の松山を浪が越したとしても約束は破れない」。
「末の松山」は宮城県多賀城市の丘陵/貞観地震(869年)の大津波でも波が越さなかったと言われている。
意釈:
互いにかき抱きながら、淚を流して約束しましたよね。
たとえ末の松山を波が越そうと、この約束は決して破られない、と。
いったいあの約束はなんだったのでしょう。
評釈:
いくら言葉を尽しても、口約束は破られるもの。
人情の真実を人に知らせる警鐘である。
味わい深い秀歌であろう。

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「山路の菊」(川村屋)
では今月はここまで、また来月お会いしましょう、それまでご機嫌よう。
  (大君の辺にこそ死なめ  おわり)

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