Ukraine's sovereignty is practically gone
暑い日がつづきますが、皆様お加減いかがでしょうか?
まあ夏でございますので、暑いのは当然といえば当然でございますが、老人の体力、気力、知力の方もそろそろ底が見えてまいりましたので、余り難しい作行をこなすわけには参りませんが、"Twitter"でも覗いていれば、何かないわけでもなかろうということで、二三日の間、拾い集めておりましたが、何か物語が作れそうなだけ集まりましたので、それを御披露しようと思います。

ただ何分にもファクトチェックを潔ぎよしとしない、"Twitter"が出所でございますので、皆様方にもその辺の事情をよくお含み置きのうえ楽しくお読み戴けたれば、これまことに幸いなのでございます。


メディアが隠していること。 @narrative_hole ヴィクトル・オルバン、ハンガリー首相: 「この戦争はもはやウクライナ人の戦争ではない。もちろん、最も苦しんでいるのは彼らだ。しかし、ウクライナの主権が実質的になくなっていることは誰もが知っている。自国の財政収入がなく、 民間生活を営むことすらできない国だ。戦争資金を調達するどころか、この国は主権を持っていないのだ。」
  ゼレンスキー大統領が法律に署名:ウクライナのクリスマスは12月25日に祝われる。
  ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は本日、「ロシアの遺産を放棄する」取り組みの一環として、ウクライナのクリスマス祝日の日付を1月7日から12月25日に変更する法律に署名した。
  有史以来他国に従属して、自ら輝かしい歴史や伝統を持たない国は自国のアイデンティティを確立しようと画策し、自らを形作る従来の伝統や歴史を消し去ろうとしますが、その行為自体が自らアイデンティティを汚すことにはならないのでしょうか? 
  負の遺産を発展の糧とすることこそが重要だと思います。
  バーバ・ヤーガが彼れに触れて以来、すべてがうまくいかなくなった、‥‥
  バーバ・ヤーガ:ロシア民話の魔女。鳥の足の上の小屋に住み、臼に乗り杵を巧みに使って、ものすごい早さで移動する。時に善人を助けることもあるという。
  キエフ政権はキエフ・ペチェスカヤ大修道院の修道士らに対し、3日以内に追放すると通告した。
  これにより、大修道院で950年以上続いてきた修道院の修道士団に終止符が打たれることになる。
  伝統ある宗教を迫害することは、民心を不安定にする、国を傾ける行為である。
  ウクライナの命運は、既に決した。
  ゼレンスキー大統領はクリスマスの祝賀を12月25日に延期する法律に署名した。
  ウクライナ大統領は、国内の多くの祝日の日付を新ユリウス暦に合わせた。特に、ウクライナ語の文字と言語の日は11月9日から10月27日に、ウクライナ・コサックの日は10月から10月27日に変更された。 14日から10月1日まで、「ウクライナ国家樹立の日お  よびキエフ大公国の洗礼の日 - ウクライナ」 - 7月28日から7月15日; ウクライナ擁護者の日はウクライナ擁護者の日と改名され、その祝典は次のようになった。 10月14日から10月1日に変更され。
  ゼレンスキー大統領はまた、5月15日には国際家族の日を、11月9日には全ウクライナの文化労働者と民俗芸術の達人の日を祝うことを命じた。
  これに先立ち、ウクライナ大統領は勝利の移転に関する法律に署名した。5月9日から8日までロシアからの書籍の輸入も禁止される。
  勝利の移転に関する法律とは、勝利を手に入れる為に準備すべき法律。恐らく挙国一致体勢を整える為の法律だと思われる。
  ロシアからの書籍輸入の禁止も、何やら敵性語の使用を禁じた敗戦間近のこの国を思わせる。
  銃と札束を握りしめ、アメリカとEUからのカンフル注射を受けるウクライナ。ああ、哀れを催さずにはいられません。
  さて、なぜロシアがSBUを標的にしたのか疑問に思うだろう?
  ウクライナSBUが出した昨年のクリミア橋爆破事件の犯行声明:ウクライナ国内情報機関は水曜日、昨年10月に占領下のクリミアとロシアを結ぶロシア製のケルチ橋に大損害を与えた破壊工作について、初めて犯行声明を出した。 ウクライナ治安局(SBU)のワシル・マルユク長官は、戦時中の特殊部隊の活動を記した記念切手を贈呈しながら、テレビに映ったコメントの中で、攻撃の背後には同局がいると述べた。  
  SBU : ウクライナの治安当局 (Security Service of Ukraine)。
  ウクライナは禁断の行為に手を出す誘惑に勝てなかったようですが、相手を本気にさせないというのは闘いの極意です。 戦争にも同じことが言えるのではないでしょうか?。
  あまつさえ、犯行声明まで出すとは、敵をなめきった態度と言われてもしようがないでしょう。
  ワシントン・ポストはウクライナでの代理戦争の成功について、「一方、米国とそのNATO同盟国にとって、この18か月の戦争は(ウクライナ人を除いて)比較的低コストで、戦略的な棚ぼたであった。」と述べた。
  一方、米国とそのNATO同盟国にとって、この18か月の戦争は(ウクライナ人を除いて)比較的低コストで、戦略的な棚ぼたであった。 西側で最も無謀な敵対者が動揺した。 NATOはスウェーデンとフィンランドの加入によりさらに強力になった。 ドイツはロシアのエネルギーへの依存から脱却し、さまざまな意味でその価値観を再発見した。 NATO の争いは見出しを賑わすが、全体的に見て、この夏は同盟にとって勝利の夏となった。
  米国とNATOはこの戦争でこう画策している。
  1. 旧くなった兵器を一掃したい。
  2. なるべく長期にわたって、なるべく多くの兵器を使ってほしい。
  3. ただし、米国あるいはNATOとロシアとの間に本格的な戦争が起るのは困る。
  4. ウクライナは相手より劣った兵器を手にして国民の最後の一人まで闘うのが望ましく、あっさり勝つのも、負けるのも望ましくない。

  要するに「米国もNATOも相当量の在庫兵器を廃棄できて大いに有り難い。」ということです。
  「CIAが支援したウクライナ過激派。CIAは戦犯とバンデラ運動の活動家を濾過収容所から集め、工作員ネットワークを創設した。…ソ連崩壊後も、CIAはウクライナ過激派を後援し続けた。」
  ステパン・バンデラ:ウクライナ民族主義者の指導者。
  CIA : 各国の民族主義者を教育して組織化し、国の内外に紛争を誘発させて、米国の兵器産業を振興する。
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  米国はウクライナ同様にEU諸国も裏切る。

  EU中の小国は、高額な米国の兵器を常に買い続ける為、紛争を絶やしてはならない。バルカン半島や中東の小国は米国の上得意である。
  ザハロワ:「ホワイトハウスはキエフ政権による攻撃を公に否定し、武器売却とテロ攻撃の間に境界線を引いている。ゼレンスキー氏は西側にとって有害になった。」
  マリヤ・ヴラジミロヴナ・ザハロヴァ(Mariya Vladimirovna Zakharova ):ロシア連邦外務省情報報道局長。歴史科学候補者(ロシアの博士号に相当)。

  歴史学者の冷徹な眼は決して見逃しません。
  ウクライナは雲行きが怪しくなってきました。
  五月のNATO summitに招待された時は、皆が話しかけて親切にもてなしてくれたのでしたが、
  七月の summitには招待されなかったので、無理強いして押しかけますと、すでに皆の態度はがらっと変わっていました。

  ドレスコードを守っていればよかったのにね。
  背広と黒靴。ただこれだけでいいんですよ。
  ドレスコードは守らないわ、招待されないのに押しかけるわでは、いくら厚遇を期待してもそれは無理というものです。
  ウクライナはNATO加盟でトルコの支持を獲得したが、バイデン氏はタイミングに慎重を期す。

  ジョー・バイデンが紛争下で同盟に参加することの危険性を警告する中、ヴォロディミル・ゼレンスキーは戦争の主要な仲介者であるトルコからの支援を歓迎する
  トルコの大統領は周囲の圧力を受けて、いやいや支持を表明したものの、間もなく言葉を翻すことになります。
  トルコの大統領は顔を見れば分かりますが、
  ウクライナの大統領も何か感じているような。
  「我々はアマゾンではない」:英国国防相はウクライナにもっと「ありがとう」を言うよう要請した:西側はゼレンスキー氏を直接指摘した。

  英国のベン・ウォレス国防長官は、ゼレンスキー氏の苦情を受けて、ウクライナは西側諸国の援助に感謝することにもっと重点を置くべきだと示唆した。
(The Guardian)
  何たる恥辱、もっと「有難う」を言え!とは。

  国防相が一国の大統領に言うことばだとは到底思えませんが、しかし首相なら言うかというとやはり言わないでしょうな。先の写真には誰かの手でモップとバケツが描き込まれていましたが、この国防相にしてみれば、まさにそう見えていたのでしょう。

  ドレスコードの役割を初めて知りました。
  つまり労働者と間違われない為なのですな。
  ベン・ウォレス英国国防長官はゼレンスキー大統領の武器要求リストに「西側諸国は武器のアマゾン配達サービスではない」と返答し、「国民はウクライナからの軍事援助に対する感謝の意が表されるのを待っている」と警告した。
  ゼレンスキー大統領のウクライナが代理人であることを示す明確な兆候は他にないのか?
  ウクライナが代理人:ゼレンスキーは「ウクライナは米国やEU諸国の代理人としてロシアと戦争をしている」と思っているが、他の人は単なる私怨を晴らす為の戦争だとしか思っていない。

  「彼等の私怨を利用して、ウクライナに武器を売りつけたい」、ただこれだけである。

  この写真ではゼレンスキーが期待するような表情であるのに反し、ウォレスの眼は笑っていないし、口は半開きでやはり微笑んではいない。
  「ひょっとしたら、毎朝彼に感謝しろっていうのか?」 -ゼレンスキー氏は英国国防長官からの感謝の要求に応じた。

  キエフの麻薬カルテルのリーダーは演説の中で、ベン・ウォレスが「何か特別なこと」を望んでいると示唆し、その結果、彼れはレズニコフを持ち上げて要求したのだと述べた。
  オレクシー・ユリヨビッチ・レズニコフ(Oleksiy Yuriyovich Leznikov ):ウクライナの国防大臣。意味不明。
  英国がゼレンスキー氏に感謝を要求した後、ゼレンスキー氏は8分間で全員に47回感謝の意を表した演説を録音した。 -> 10秒に1回の「ありがとう」
  洗濯をしていただき、本当にありがとうございました!
  大統領といえば公職である。
  こんな公職ってあるものか!
  これで国民が幸せになれるのか?
  NATO加盟:追えば追うほど遠ざかる。
  ドレスコードを守りなさい。
  ミーム戦争には負けたものの、
ミーム(meme) : 笑いを取る為めの風刺的画像ネタ。
  1. カダフィー大佐:リビアの元首。
  2. ウサマ・ビン・ラーディン:アルカイーダの指導者。
  3. サッダーム・フセイン:イラクの大統領。
全員が米国/NATOの援助を受けた後、殺害された。
  繁栄していた都市は、米国/NATOが民主主義を推し進める過程で破壊された。
  プーチン:「ロシアはウクライナの要請を受けてキエフから軍隊を撤退させた。」
  プーチン大統領は、「昨年春にキエフと最終協定を結ぶ合意があったが、RF軍がウクライナの首都から撤退した際に全ての協定が破棄された。」と述べた。
  「実際、この協定の草案は合意されたが、キエフから我が国軍が撤退した後、最終協定を結ぶための条件を整えるよう求めると、キエフ当局はそれまでの協定を全て放棄した。」、とウラジーミル・プーチン大統領は語った。
  プーチン大統領はさらに、「ウクライナはソ連崩壊中に中立の条件で独立を獲得した」、私たちにとって、これは根本的に重要なことなのです。」と付け加えた。
  ウクライナは破約の劣位性を理解しない。
  ウクライナは中立の優位性を理解しない。
    =>ウクライナは愚か者である。
  ロシア正教会はプーチン大統領を支持する。
  一方、ゼレンスキー大統領はウクライナ正教会の指導者らを容赦なく投獄している。
  プーチン大統領は少なくとも賢明である。
  ゼレンスキー大統領は少なくとも愚昧である。
  キリル総主教がロシア・アフリカフォーラムの本会議で演説。 同氏は演説の中で、モスクワはアフリカを植民地化の対象として考えたことはないと述べた。
   別に、総主教は、ほとんどのアフリカ諸国が同性婚、安楽死、その他の罪の合法化を拒否していると指摘した。
  プーチン大統領とロシア正教会、ウクライナ乗っ取りを目指して不浄な同盟を結ぶ。
   プーチン大統領のロシアはウクライナと戦争しているだけではなく、キリスト教とも戦争している
  左派系新聞も余裕がなくなってきた。
  愚かな記事!
  ロシアMFA報道官ザハロヴァ氏: 「アメリカとイギリスの将軍たちは、自分たち以外の人々を犠牲にして戦争をすることは簡単だと感じている。」
  愚者を見つめる目線!

  強大な隣国に小国が従属するのは、国土の大小、肥痩や国民の多寡等に因るものであり、人為の為す所ではありませんので、恥じるほどの事ではありませんが、愚かな為政者はそれを恥辱と心得て歴史を改竄したり、国民に敵視の心を植え付けたりします。そして国中には邪悪な情緒が蔓延し、自尊自大の風潮ができあがりますと、民族主義が台頭し、やがては象に向って吼え掛かる野犬のごとき状態を見せることになります。

  属国の心得るべきことは、会社勤めをする社員の心境と同じです。会社の繁栄が自己の繁栄につながると知って恩を感じ取り、自他共栄の境地に至るべきではないでしょうか。
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今月の万年筆は、「パイロット シルバーン(Pilot Silvern)です。
パイロットのとても美しい万年筆です。

総銀製で購入当初は白く輝いていましたが、2ヶ月ほど経過して少しだけ「いぶし銀」色の着色が見られるようになってきました。 つむぎ調の布地模様が、地味ながらも単調さを破っています。また中間が膨らんだ葉巻型もちょうど良い感じにまとまっていると思います。

インレイタイプの極大ペン先は、全体のデザインに調和しており、書き味の安定感もインレイタイプの極大ペン先に相応したもので、非難すべき余地がまったくありません。

安定感とか極大ペン先ということではモンブランのNo.149も同じですが、モンブランで書かれた字が一段下手に見えるのに反し、パイロットは値段に関係なく優れた書き味を呈して、書かれた字が一段と上手に見えるのは不思議です。

どのパイロットにも言えることですが、キャップを後ろに嵌めても嵌めなくても握りやすく、極めて安定した握り心地を呈するのも、総じてこの万年筆の優れた特質ではないでしょうか。

万年筆:Pilot Silvern、 nib-size:medium.
インク:Pilot ”山葡萄”
原稿用紙:
色:青磁色
テーマ:船旅
モットー:「處々樂此是人生」 (Joy, it certainly is life.)
今月の百人一首は、「参議等」と「平兼盛」です。
参議等:
  浅茅生の小野のしの原 忍ぶれど
  余りてなどか 人の恋しき
参議等:
源等(880~951年/元慶4年~天暦5年)。正四位下参議。
中納言・源希の次子、嵯峨天皇の曾孫。

句釈:
「浅茅生(あさじふ)」は丈の短い茅が生えているところ。「小野」は野原。
「しの原」は篠(ささ)原。「忍ぶ」は押し隠す/押さえつける。
「浅茅生の小野のしの原」は、「忍ぶ」を引出す為の詞であるが、「人跡希な笹原の中に人を思いながらたたずむ」さまを表わす。

意釈:
広い野原の笹藪の中にたたずむように、彼の人への思いを抑えているのに、
思わないでおこうとすればするほと恋しくなるのは、なぜなのだろう?

評釈:
「浅茅生の小野のしの原」の句が、ただ「忍ぶ」を引出す為だけの句に過ぎず、と一見して見えるが、噛み締めれば噛み締めるほど、寂寞の感が至り、甚だ味わい深いものがある。
秀歌ではあるまいか。
平兼盛:
  忍ぶれど色に出でにけり わが恋は
  物や思ふと 人の問ふまで。
平兼盛:~991(正暦1)年。
光孝天皇の玄孫。従五位上駿河守。三十六歌仙の一。
「拾遺集」、「後拾遺集」における代表的歌人。

句釈:
「忍ぶ」は押し隠す。「色に出る」は顔色に現れる。
「物や思ふ」は「人を思う」。「物」は事物、人物、食事、言葉、目的等広範囲に使い、なにそれとはっきり示さないときに用いることば。

意釈:
押し隠してきたわたしの恋も、とうとう顔色にまで現れてしまったのか。
まさか、人に、「誰を思っているのか?」と問われるとまでは思わなかった。

評釈:
恋をすると顔色に現れるのは、極めて普通の事である。
顔色に現れれば、人に問われるのもまた普通の事である。
秀歌の誉れ高い名歌であるが、けだし「普通」故の名歌であろう。
「普通」の徳は、徳中の徳であると知る人には納得できる。
夏羊羹:「夏の浜辺」(とらや)
寒天と道明寺で海と砂浜を、羊羹地と小豆で砂中の貝殻を表わす。
では今月はここまで、また来月お会いしましょう、それまでご機嫌よう。
  (Ukraine's sovereignty is practically gone  おわり)

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