ペン先の太さは”Fine”サイズ、同じFineでも、ペリカンなどよりはやや太めであり、輪郭もはっきりせず、文字の美しさよりはむしろスピードとか疲れにくさとかに眼目を置いているように思えます。
グリップ部分はやや直線的であり、ペン先に近い部分がわずかにカーブしているだけですが、太さの故か持ちにくいと感じることはありません。
ちなみに、万年筆の持ち方としては、拇指と人差し指の指紋のところと、中指の第一関節とでペン先直下の内側にカーブした部分をグリップしたら、人差し指の付け根の関節/第三関節を軸の尾端近くに当てて、軸がぶれないように支え、毛筆のようにややペンを立てぎみに、小指側の掌側面を紙に軽く当てて書くのが良いと思います。こうすればペンポイントの筆圧等の微細なコントロールが可能になり、漢字、平仮名、英字を問わず、ハネ、ハライ、トメが容易になりますので、字の下手な老人の言うことですから、信憑性を疑われるとは思いますが、どうぞ一度お試しください。
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