獅子身中の虫



獅子身中の虫とは我が方に在りながら、我が方を害する者の喩。
梵網経に「如師子身中蟲、自食師子肉」とあるに本づきて云う
(大言海 富山房)

米国時間11月03日に始まった、米大統領選挙は即日開票の結果は共和党の勝勢で進み、同日の終り頃にはトランプ大統領の続投がほぼ決まったかに見えたが、役所が寝静まっている間に何事が起ったのか、次の日にはバイデン候補の当選がほぼ確実となってしまった。

夜間に郵便投票が開票されるので、或はこんな事も有ろうかとは思っていたが、直接投票分と、郵便投票分とでは両者の得票率があまりにも違いすぎているので、老人にとってはまさに暗闇で狐に鼻を摘ままれたような気分であった。



当然ながら、トランプ大統領は”選挙で詐欺がおこなわれた”と叫び、潔ぎよく負けを認めようとはしない。それに対して、わが新聞紙上では諸氏が、「まるで駄々っ子のようだ」、「まさに暴君たること、これに過ぎるものはない」と、侃々諤々自ら名声を得るはこの時とばかり、非難の嵐をぶつける。

オバマ元大統領も声を挙げた、「自分の子が同じことをしたら叱りつけるはずだ」と、【ワシントン共同】によれば、こう伝えている、――

  「自分の子が同じことをしたら叱りつけるはずだ」―。オバマ前米大統領は15日放映のCBSテレビのインタビューで、大統領選で負けを認めないトランプ大統領を、競争に負けたのに証拠もなく相手がずるをしたと非難する子どもに例え、与党共和党に敗北受け入れへ説得するよう“決起”を促した。

  オバマ氏はトランプ氏の性格について「負けるのが嫌いで、負けたと絶対に認めない」と分析した。その上で共和党議員の多くが事態を黙認し、トランプ氏の機嫌取りに終始していると批判。「次期バイデン政権だけでなく、民主主義全般の正当性も損ねようとしている。危険だ」と述べた。



しかしながら、老人には、あの逆転劇はどうにも腑に落ちない。世の中に奇妙なことは多いが、奇妙といって済まされないこともある、あまりにも奇妙過ぎるではないか。YouTube上でも大騒ぎである。その中から”Freeman"さんの動画と、”大紀元 エポックタイムズ・ジャパン”さんの動画から、記事の抜き書きをお目にかけよう、――

【アメリカ】投票率781%のアメリカ大統領選 Freeman
◆ミシガン州選挙区投票率 2020/22/25 宣誓供述書
781.91%, 460.51%, 215.21%, 205.07%, 139.29%, 120.00%等
◆ドミニオンの票集計機に関する話題 別の宣誓供述書
「インターネットで票集計機にアクセスするIPとして、中国・イラン・セルビア・カナダが出てくる」
◆「セルビア 2020/11/19 ビジネス系SNS、リンクトインで確認されたドミニオンの社員のIP」
◆「カナダ 元々は香港で設立された世界最大級のメババンク、HSBCからのアクセスがあった」
◆「ペンシルベニア州の裁判 2020/11/27 トランプ陣営はペンシルベニア州の控訴審に敗訴、しかし、トランプ陣営側は最初から棄却ありきで『口頭諮問もいらないから早く判決をくれ』と要求、
そのためにペンシルベニア州の巡回裁判所はその要求を呑んで棄却・敗訴という流れ、つまり、トランプ陣営は当初から連邦最高裁での判決で勝負する動き」
◆「ペンシルベニア州の下院では今回の選挙では不正があったと認識、これによりペンシルベニア州の選挙人20名は白紙に戻った」
◆「Twitter, Facebook がバイデン陣営についている証拠、2020/11/17 共和党上院議員のマイク・リー氏が『Facebook の従業員の 92.83%、Twitter の従業員の99.3% が民主党に寄付している』と発言、2020/11/27 Twitter はシドニー・パウエル弁護士がジョージア・ミシガン州裁判所に提出したドミニオンに関する訴状のPDF のURL を投稿不可にする措置を行った、しかも投稿しようとすると、『問題が発せいしました。やり直して下さい」と表示され、ツイートできなくなる始末、このTwitter 側の対応にトランプ大統領はブチ切れ、自身のツイッターアカウントで『安全保障のために、通信品位法第230条を今すぐに廃址する!!!」と投稿、ものすごい爆弾をトランプ大統領は投下したのである、この通信品位法第203条とは、1996年にできた SNS の利用者が投稿する内容に責任を負わずに済むもの、簡単に言うと、SNS 側が投稿者を検閲できること、その法律を変えるための大統領令をトランプ大統領は2020/05/28 に署名した、つまり、場合によっては各種SNS を国家反逆罪として訴えることも可能になるので、その後に訴状のリンクが直接貼れるようになった」
◆「トランプ大統領の興味深い動き、2020/11/26 国防政策委員会のメンバーを解任、その中にクリントン政権でアメリカ初の女性国務長官を務めた、マデリーン・オルブライト氏とニクソン・フォード政権期の国務長官などを務めたヘンリー・キッシンジャー氏が含まれていた、バイデン陣営にはクリントン元大統領夫妻がついているのでオルブライト氏の解任は、そこに意味がある、キッシンジャー氏はアメリカにおける親中派の人間で中国の肩を持ってきた」
◆「NY州知事のアンドリュー・クオモ氏がトランプ大統領支持を表明、2020/11/25 NYポストの音声付き記事、「メディアはトランプ大統領を尊重しなかった」と述べた、クオモ氏は、あの伝染病でトランプ大統領と対立していた」
◆「2020/10/ アメリカの政党、緑の党の候補者、ジル・スタイン氏が4年掛けて裁判で勝訴し、投票機のプログラムのソースコードを調査する権利を獲得、緑の党はトランプ陣営には批判的であったが、スタイン氏がドミニオンのソースコードを解析すれば、状況が覆る可能性が出てくる」
◆「バイデン陣営についている組織、人物:オバマ前大統領、クリントン元大統領夫妻、ジョージ・ソロス氏、ビル・ゲイツ氏、ドミニオン、スマートマティック、中国共産党、イラン、CIA、FBI、民主党、共和党の一部、BLM、アンティファ、Facebook、Twitter、主要マスメディア etc.」
◆「2020/12/14 までの段階で連邦最高裁が判決を出すかどうか」
◆「2021/01/ の段階で議会が大統領の選出をするかどうか」



次の記事は、さらに核心に迫っており、興味深いものである、――

≪郵便投票でわずか1%がトランプ氏≫
大紀元 エポックタイムズ・ジャパン 2020/11/29
◆フィル・ウォルドレン( Phil Waldren )氏は11月25日、大統領選挙の不正に関するペンシルベニア州上院多数政策委員会の公聴会に証人として出席した。最大で120万票の投票記録が失われた可能性があると述べ更に専門的な調査が必要だと主張した。
◆ウォルドレン氏は30年以上の従軍経験を経て、米国国防総省の情報分析、軍事航空、兵器処理および戦略的計画を専門としている。現在、同氏は戦闘および防衛訓練会社の創設者兼最高経営責任者(CEO)を務めている。ウォルドレン氏のチームは選挙の投票機が工作されうる問題について2年間調べている。また、今年の8月からは米国における選挙での投票システムの問題を研究している。
◆ウォルドレン氏は自身のチームの他にも多くの組織が「投票システムには問題がある」と結論づけていると語った。ウォルドレン氏はペンシルベニアの公聴会でバイデン氏の得票総数の「急増」に注目すべきだと述べた。この急増は期日前投票や投票終了後に加えられた郵便投票を示している。”機械的に不可能なはずの投票が処理されている”と述べた。
◆同氏はまた”郵便投票による投票用紙のスキャン、票の写しおよび操作された投票などの問題があったかどうか判断する方法は十数種類ある”、”過去二十二日間でペンシルベニア州では120万もの票に改ざん、または不正があったと私たち技術者は考えている。しかし、機械およびソフトウエアに対してさらなる科学的および技術的な分析を行うことでペンシルベニア州の市民がどれだけ権利を侵害されたかがわかるだろう”と述べた。
◆トランプ陣営の弁護士ルディ・ジュリアーニ(Rudi Giuliani)氏は異常な票の急増を示すグラフから投票機が90分間に60万4000票を数えたとし、”これは誰に投票されたものか”とウォルドレン氏に聞いた。同氏は”60万4000票のうち約57万票がバイデン氏、3200票強がトランプ氏だった”と答えた。このときゲティスバーグのウィンダムホテルで開かれた公聴会会場では笑い声が聞こえた。郵便投票でわずか1%がトランプ氏に投票した計算になる。
◆ウォルドレン氏はさらに次のように指摘した、”米国とペンシルベニア州の投票システムは不正操作できるように作られている”、”これらの選挙システムは世界中で選挙結果を改ざんできるよう利用されている。例えばベネズエラ、イタリア、アルゼンチン、シンガポール、そして2週間前のボリビアの選挙でも利用された”と述べた。
◆ウォルドレン氏によるとドミニオン社の投票機器はインターネットは海外のサーバーに接続され運用管理者や外部から脅威をもたらす者は投票記録の変更または削除、割り当て、移転ができるということである。また、多くの専門家はこれらの機械が簡単にハッキングされ操作できると警告する報告を発表していると付け加えた。
◆同氏は、”これらの投票システムサーバーには悪意あるソフトウエアが存在する。外部からの人物が選挙区内の全てのスタッフのパスワードとログイン情報を取得できる。これでは、パスワードや銀行口座をダークウエブ(訳注:違法取引サイト)に公開しているようなものだ”、”宝くじのように組織的な操作をする人のほうが勝つに決まっている。数字も得票差も全てコントロールできるということだ”と述べた。
◆ジュリアーニ弁護士は公聴会で証人のウォルドレン氏に対し、「ペンシルベニア州アレゲニー郡とフィラデルフィアの郵便投票」について尋ねた、”182万3148通の郵便投票が送られたのに、なぜ最終的に集計された郵便投票用紙が258万9242票もあるのか?この約70万票の不一致は何か”と質問した。これに対しウォルドレン氏は”州政府ウェブサイトを確認する必要がある”、”私たちのネットワークチームは認証されたハッキング技術を駆使して、州務長官のウェブサイトから情報収集した。今朝(11月25日)11時まで臨時投票および郵便投票の情報をみているが数値はずっと変わり続けている。昨夜も変更された”と答えた。しかも、州政府に公開されていた258万票あまりの投票データは最近取り下げられており、確認できないようになっているということである。



民主党、多くのマスメディア、諸州行政府の主たる面々が大統領選妨害という大悪事に手を染めてまで、トランプを引きずり下ろしたいとは、老人にはただ驚きでしかないが、その裏には必ず実利に絡む事実が隠されているはずである。

老人が、これまでの経緯を観察して感ずるのは、”トランプの偉大さ”というか、ある種の”物凄さ”である、――諸君も戦国時代より、”草”と呼ばれる隠密が、敵領に深く根を下ろしながら時を待ち、いざという時には味方の先導役を務めたのを知っていられるかもしれない。はたしてトランプは大統領選に託して、その”獅子身中の虫”を一蹴しようとしたのではないだろうか?或は、老人はトランプを甘く見ていたのかもしれない。これからは人を外見や、評判だけで判断することがないよう、深く反省せねばならい。

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葡萄パンのクリスマス・ケーキ

では今月はここまで、また来月お会いしましょう、それまでご機嫌よう
Merry Christmas
&
Happy New Year

  (獅子身中の虫  おわり)

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