石のチェスセット


此の地方にも、桜が咲き出したということで、花見とでも洒落込もうかいというわけで、当地方切っての名刹である曼荼羅寺にやって来たのですが、ご多分にもれず、時代の波に呑み込まれたというべきか、広い境内には、無粋な砂利が一面に敷き詰められ、その上、落葉を嫌ってか、桜の木も伐採の憂き目に遇ったと見えて、ほんの申訳程度の桜の木が、指折り数えれば、片手に足るという有様です。斯様なわけで、折角の花見ではございますが、十分な写真が撮れておりません。皆様方には、此れ一枚で我慢していただきましょう。

此の建物は曼荼羅寺の本堂ですが、後醍醐天皇と後奈良天皇の勅願所ということで、大棟の横腹には5個、唐風破風の棟端には1個の菊の御紋が粲然と金色に輝いておりますので、後程拡大して御覧になってください。

曼荼羅寺(マンダラジ):(寺名)尾張国葉栗郡宮田村前飛保に在り。日輪山と号し、浄土宗西山派に属す。元徳元年天真乗運(禅林寺光融の門弟)の創建に係り、元と円福寺と号し、弟子召運法灯を継ぎ、寺門繁栄す。寛正三年六月七世空光は曼荼羅の瑞を感じ、仍て寺号を今の名に改む。明応元年回禄の災に罹り、尋いで営建し、天文十年三月顕忠の時、後奈良天皇より勅願所及び代々香衣着用の綸旨を賜う。文禄四年十一月豊臣秀吉朱印二百四石五斗を給し、慶長五年関ヶ原の役に東軍池田輝政岐阜城を攻めんとし、当寺に於いて軍議を開く。十三年十月彦坂氏等寺領二百三十一石を施入し、元和六年九月徳川秀忠先規に従い黒印を附す。後円空久団住し、元禄の頃四十世炬範浣渓は博学を以って聞え、又和歌を善くし、宣阿と友交厚し。当時塔頭慈光、修道、世尊、岩松、竹龍、梅楊、正東、東陽、心改、蓮法、正法、東林の十三院あり。西山派六檀林の一として学徒の負笈する者多く、田舎本寺と称せられたり。現今山門、本堂、方丈等あり。什宝中、絹本著色浄土五祖像五幅は国宝に編せらる。浄土伝灯総系譜巻下、鹽尻第五十、第五十五、尾張志第十一、日本名勝地誌第三等に出づ。(望月仏教大辞典)

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安全剃刀のコレクションが、極まるところまで極まり、老人の物欲も、ほんのしばらく息んでおりましたが、 "Yahoo! JAPAN" を Crome の起動時のページに設定しているせいで、「あなたにおすすめの商品」だとか、何だとか巧みに、老人の物欲を刺激しながら、しきりにヤフーオークションや、ヤフーショッピングに誘導しようとしますので、本来誘惑に対する抵抗力には、からきし恵まれていない老人の性質も相あずかってか、ついには不要の物品を購入する羽目におちいったのでございますが、‥‥

漆塗りの美しい盤を二つに折り畳みますと、中に駒を収納できるようになっておりますので、謂わゆるトラベル・チェスセットと称されるものに当りますが、横幅が40cmもありますので、旅行に携えるには、やや覚悟を要する大きさといえましょう。駒は緑色の透明感のある石でできており、優美な細身の形に彫り上げられておりますし、馬( Knight )の形も上品です。

老人は内心、結構良い買物をしたのではないかと自負しておりますが、問題は「使う機会がない」ということなのですな、‥‥。生来負けず嫌いの老人は、必ず負けると分っていながら、わざわざ他人と勝負して、不愉快になるようなことは、決していたしません、‥‥。要するに他人とチェスを打たなければ、何もチェスセットなんか無くとも、 "Flash チェス" だけで必要にして、既に十分なのでございます。老人の、この困った性質は、いったい直るということがないのでしょうか、‥‥。


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≪コルネの作り方≫
フランスに、"le cornet à la crème"という名の、クロワッサンの生地で円錐形を作り、その中にカスタードクリームを詰めたパンがあるそうですが、それが此の国でジャムパンや、餡パンの生地に改められて、コルネとなったのではないかということです。クリームに火が入るクリームパンよりも、味わいが良いように思います。

≪パンの材料:8個分≫
  1. 強力粉:300g
  2. 砂糖:20g
  3. ドライイースト:5g
  4. 塩:5g
  5. 水:170g
  6. 卵:全卵1個(内黄身小さじ1:艶出し用)
  7. バター:30g
≪カスタードクリームの材料:8個分≫
  1. 卵黄:4個分
  2. 牛乳:350cc
  3. グラニュー糖:60g
  4. 薄力粉:30g
  5. バニラエッセンス:数滴
≪コルネ型の作り方≫
金属製の型が市販されているが、厚紙で直径3cm高さ12cmの円錐形を作り、ホチキス等で止めてアルミホイルを被せることにより、同等の効果を発揮させることができる。

≪パンの作り方≫
  1. ボールに強力粉、砂糖、ドライイーストを入れた後、塩をドライイーストに触れない場処に入れる。
  2. 別のボールに水(約30℃:冷たくなければOK)と卵を混ぜ合せ、1.のボールに入れる。
  3. ボールの中で、カードを使って混ぜ合せ、粉に水が行きわたり、余分の水が無くなる状態になったら、台の上に出す。
  4. 台の上で、更に掌の付け根に力を入れ、引き延ばすようにして、台に塗りつけたら、台に付着したものを、掻き寄せて一塊にし、又掌の付け根で力を入れて、引き延ばす行為を繰り返しながら、10分ぐらい練っていると、だんだん弾力が出て来て、次第に手に着かなくなる。
  5. 表面張力で丸まろうとする生地をひろげて、バターを包み込み、前と同じように掌の付け根に力を入れ、引き延ばす作業を繰り返し、バターが生地に完全に混ざるようにする。
  6. 生地を丸めて、ボールに入れ、ラップを掛けて、1時間ぐらい暖かい所に置き、発酵して2倍になるまで放置する。
  7. 生地を傷つけないように、台に移し、カードを使用して8等分し、丸めたら、濡れ布巾を被せて、15分休ませる。
  8. 球形の生地を両手で台上に転がしながら、30cmに伸ばす。
  9. コルネ型にバターを塗り、生地を太い方から巻き付け、巻き終わりを抓んで止める。
  10. 暖かい所で、1.5倍になるまで、約20分休ませる。
  11. 水を加えて倍にのばした卵黄を、刷毛を使って表面に塗り、180℃のオーブンで約15~18分間焼く。
  12. 焼き上がりをクーラーに取り、冷めてから型を抜き取り、絞り袋を使用して、カスタードクリームを詰めてできあがり。

≪カスタードクリームの作り方≫
  1. 牛乳と砂糖の各各半量を、卵黄と粉の各各全量に加えてよく混ぜる。
  2. 鍋に殘りの牛乳と砂糖を入れ、沸騰する寸前まで温めて、火を止め、1.の材料をステンレス製のざるで漉しながら入れ、よく混ぜる。
  3. 火を着け加熱しながら、たえずかき混ぜ、鍋の縁からふつふつ沸騰してきたら、火を中火に落とし、1分間混ぜ続け、火を止める。
  4. バニラエッセンスを数滴加え、その後も粗熱が取れるまで、たえず混ぜ続ける。
  5. 完全に冷めるまで、ラップを貼り付けて空気に触れさせない。
では、今月はここまで、また来月お会いしましょう、それまでご機嫌よう
  (石のチェスセット  おわり)

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