大企業の経営者は、常に時流の先読みをしなければ生き残れないことを肝に銘じていなければならないのは、当然のことですが、まして景気の良い時には、先の不景気を読み取るのは、甚だ難儀でありますので、この時代、大企業の経営者には、生中な者にはなかなか務まり難く、定めし針のむしろに坐しているがごとき心持でおられるのだろう、常々思っておりますが、シャープ、東芝の例を引くまでもなく、中には案外そうでない方達もいらっしゃるようにも見受けられます。
電気自動車(EV)の波は、規模において他の者とは格段に違っていると思わねばなりませんが、それを乗り越えるだけの力量をもつ方々が、GMの現経営陣中には、どうやらいらっしゃるようで、甚だ結構なことだと存じますが、はたして国難とも言うべき、この困難を迎えるにあたり、わが国ではどうでしょうか、老人にとっては、ただの高みの見物だでは済まされないような影響を受けるのではないかと、密かに危惧する次第でございます。
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