【經】佛告須菩提。有菩薩摩訶薩行檀波羅蜜時。若見眾生飢寒凍餓衣服弊壞。菩薩當作是願。我隨爾所時行檀波羅蜜。我得阿耨多羅三藐三菩提時。令我國土眾生無如是事。衣服飲食資生之具。當如四天王天三十三天夜摩天兜率陀天化樂天他化自在天。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足檀波羅蜜。近阿耨多羅三藐三菩提。 |
仏の須菩提に告げたまわく、『有る菩薩摩訶薩は、檀波羅蜜を行ずる時、若し衆生の飢寒凍餓、衣服弊壊なるを見れば、菩薩は当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、檀波羅蜜を行ずるに、我が阿耨多羅三藐三菩提を得る時、我が国土の衆生をして、是の如き事無からしめ、衣服、飲食、資生の具は、当に四天王天、三十三天、夜摩天、兜率陀天、化楽天、他化自在天の如くなるべし』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く檀波羅蜜を具足して、阿耨多羅三藐三菩提に近づかん。 |
『仏』は、
『須菩提』に、こう告げられた、――
有る、
『菩薩摩訶薩』は、
『般若波羅蜜を行う!』時、
若し、
『衆生』が、
『寒時に飢え、衣服が弊壊している!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所( そこばく)の時、
『檀波羅蜜を行って!』、
『阿耨多羅三藐三菩提』を、
『得た!』時には、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
是のような、
『事』が、
『無いようにしよう!』、
『衣服、飲食、資生の具( 生活必需品)』は、
『四天王天、三十三天、夜摩天や!』、
『兜率陀天、化楽天、他化自在天と!』、
『同じでなくてはならない!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『檀波羅蜜を行えば!』、
『檀波羅蜜を具足して!』、
『阿耨多羅三藐三菩提』に、
『近づくことができるのである!』。
|
爾所時(にしょじ):爾の為に要する時間( the time during which )、そこばくの時。
隨爾所時(ずいにしょじ):~の時を経て( after the time during which )。そこばくの時に随い。 |
参考:『大般若経巻330』:『爾時佛告具壽善現言。善現。有菩薩摩訶薩修行布施波羅蜜多。見諸有情飢渴所逼衣服弊壞臥具乏少。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何救濟如是諸有情類。令離慳貪無所乏少。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行布施波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是資具乏少諸有情類。如四大王眾天三十三天夜摩天睹史多天樂變化天他化自在天受用種種上妙樂具。我佛土中眾生亦爾。受用種種上妙樂具。善現。是菩薩摩訶薩由此布施波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩修行淨戒波羅蜜多。見諸有情煩惱熾盛更相殺害。行不與取。作欲邪行。造虛誑詞。現麤惡說。發離間辯。設雜穢言。發起種種貪恚邪見。由此因緣短壽多病。顏容憔悴無有威德。資財乏尟生下賤家。體陋形殘身儀臭穢。諸有所說人不信受。言詞麤礦親友乖離。凡所陳說咸皆鄙俚慳貪嫉妒惡見熾然。誹謗正法毀辱賢聖。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何救濟如是諸有情類。令其遠離諸惡業果。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行淨戒波羅蜜多成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是眾惡業果諸有情類。一切有情皆行十善受長壽等勝妙果報。善現。是菩薩摩訶薩。由此淨戒波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩修行安忍波羅蜜多。見諸有情更相忿恚毀罵陵辱。刀杖瓦石拳杵塊等互相殘害。乃至斷命惡心不捨。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何救濟如是諸有情類令其遠離如是諸惡。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行安忍波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是煩惱惡業諸有情類。一切有情展轉相視。如父如母如兄如弟如姊如妹如男如女如友如親。慈心相向互為饒益。善現。是菩薩摩訶薩由此安忍波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩修行精進波羅蜜多。見諸有情懈怠懶惰。不勤精進棄捨三乘。亦不能修人天善業。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何救濟如是諸有情類。令其遠離懶惰懈怠。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行精進波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是懶惰懈怠諸有情類。一切有情精進勇猛。勤修善趣及三乘因。生天人中速證解脫。善現。是菩薩摩訶薩由此精進波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩修行靜慮波羅蜜多。見諸有情貪欲瞋恚惛沈睡眠掉舉惡作疑蓋所覆失念放逸。於四靜慮及四無量四無色定尚不能修。況能修得出世間定。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何救濟如是諸有情類。令其遠離諸蓋散動。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行靜慮波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是具蓋散動諸有情類。一切有情自在遊戲靜慮無量無色定等。善現。是菩薩摩訶薩由此靜慮波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩修行般若波羅蜜多。見諸有情愚癡惡慧。於世出世正見俱失。撥無善惡業及業果。執斷執常執一執異俱不俱等種種邪法。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何救濟如是諸有情類。令其遠離惡見邪執既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行般若波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是惡慧邪執諸有情類。一切有情成就正見。種種妙慧具足三明善現。是菩薩摩訶薩由此般若波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩具修六種波羅蜜多。見諸有情三聚差別。一邪定聚。二正定聚。三不定聚。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何方便拔濟諸有情類。令離邪定及不定聚。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行六種波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無邪定及不定聚諸有情類。亦無如是。二聚名聲。一切有情皆正定聚。善現。是菩薩摩訶薩由此六種波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩具修六種波羅蜜多。見諸有情墮三惡趣。一者地獄。二者傍生。三者鬼界。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何拔濟如是諸有情類。令其永離三惡趣苦。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行六種波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無地獄傍生鬼界。亦無如是三惡趣名。一切有情皆善趣攝。善現。是菩薩摩訶薩由此六種波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩具修六種波羅蜜多。見諸有情由惡業障所居大地高下不平。堆阜溝坑穢草株杌。毒刺荊棘不淨充滿。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何拔濟如是諸有情類。令其永滅諸惡業障。所居之處地平如掌。無諸穢草株杌等事。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行六種波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是諸雜穢業。所感大地有情居處其地平坦。園林池沼諸妙香華。間雜莊嚴甚可愛樂。善現。是菩薩摩訶薩由此六種波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩具修六種波羅蜜多。見諸有情薄福德故所居大地無諸珍寶。唯有種種土石瓦礫。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何拔濟如是多罪少福諸有情類。令所居處豐饒珍寶。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行六種波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是多罪少福諸有情類。金沙布地處處皆有吠琉璃等眾妙珍奇。有情受用而無染著。善現。是菩薩摩訶薩由此六種波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩具修六種波羅蜜多。見諸有情凡所攝受多生戀著起諸惡事。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何拔濟如是惡所攝受諸有情類。令其永離戀著惡業。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行六種波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是惡所攝受諸有情類。一切有情於色等境都無攝受不生戀著。善現。是菩薩摩訶薩由此六種波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩具修六種波羅蜜多。見諸有情有四色類貴賤差別。一剎帝利。二婆羅門。三者吠舍。四戍達羅。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何方便拔濟諸有情類。令無如是四種色類貴賤差別。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行六種波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是四種色類貴賤差別。一切有情同一色類。皆悉尊貴人趣所攝。善現。是菩薩摩訶薩由此六種波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩具修六種波羅蜜多。見諸有情有下中上家族差別。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何方便拔濟諸有情類。令無如是下中上品家族差別。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行六種波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是下中上品家族差別。一切有情皆同上品。善現。是菩薩摩訶薩由此六種波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提。復次善現。有菩薩摩訶薩具修六種波羅蜜多。見諸有情端正醜陋形色差別。善現。是菩薩摩訶薩見此事已作是思惟。我當云何方便拔濟諸有情類。令無如是形色差別。既思惟已作是願言。我當精勤不顧身命修行六種波羅蜜多。成熟有情嚴淨佛土。令速圓滿疾證無上正等菩提。我佛土中得無如是形色差別諸有情類。一切有情皆真金色。端嚴殊妙眾所樂見。成就第一圓滿淨色。善現。是菩薩摩訶薩由此六種波羅蜜多速得圓滿鄰近無上正等菩提』 |
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行尸羅波羅蜜時。見眾生殺生乃至邪見短壽多病顏色不好無有威德貧乏財物生下賤家形殘醜陋。當作是願。我隨爾所時行尸羅波羅蜜。如我得佛時。令我國土眾生無如是事。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足尸羅波羅蜜。近阿耨多羅三藐三菩提。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、尸羅波羅蜜を行ずる時、衆生の殺生、乃至邪見、短寿、多病、顔色好からず、威徳有ること無く、財物に貧乏し、下賎の家に生まれ、刑残醜陋なるを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、尸羅波羅蜜を行ずるに、如(も)し我れ仏を得ん時には、我が国土の衆生をして、是の如き事無からしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く尸羅波羅蜜を具足して、阿耨多羅三藐三菩提に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『尸羅波羅蜜を行う!』時、
若し、
『衆生』が、
『殺生、乃至邪見したり、短寿、多病で、顔色が好くなく!』、
『威徳が無く、財物が乏しく、下賎の家に生まれ!』、
『形残( 不具)、醜陋( 醜悪)である!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
是のような、
『事』が、
『無いようにしよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『尸羅波羅蜜を行えば!』、
『尸羅波羅蜜を具足して!』、
『阿耨多羅三藐三菩提』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行羼提波羅蜜時。見諸眾生互相瞋恚罵詈刀杖瓦石共相殘害奪命。當作是願。我隨爾所時行羼提波羅蜜。我作佛時令我國土眾生無如是事。相視如父如母如兄如弟如姊如妹如善知識皆行慈悲。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足羼提波羅蜜。近阿耨多羅三藐三菩提。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、羼提波羅蜜を行ずる時、諸の衆生の互に相瞋恚、罵詈し、刀杖、瓦石もて共に相残害し、奪命するを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、羼提波羅蜜を行ずるに、我れ仏と作らん時には、我が国土の衆生をして、是の如き事無からしめ、相視ること父の如く、母の如く、兄の如く、弟の如く、姉の如く、妹の如く、善知識の如くならしめ、皆慈悲を行ぜしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く羼提波羅蜜を具足して、阿耨多羅三藐三菩提に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『羼提波羅蜜を行う!』時、
若し、
『衆生が相互に!』、
『瞋恚、罵詈して!』、
『刀杖、瓦石で共に残害、奪命する!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
是のような、
『事が無く!』、
互に、
『父母、兄弟、姉妹、善知識のように!』、
『視させ!』、
皆、
『慈悲』を、
『行わせよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『羼提波羅蜜を行えば!』、
『羼提波羅蜜を具足して!』、
『阿耨多羅三藐三菩提』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行毘梨耶波羅蜜時。見眾生懈怠不勤精進棄捨三乘聲聞辟支佛佛乘。當作是願。我隨爾所時行毘梨耶波羅蜜。如我得阿耨多羅三藐三菩提時。令我國土眾生無如是事。一切眾生勤修精進。於三乘道各得度脫。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足毘梨耶波羅蜜。近阿耨多羅三藐三菩提。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、毘梨耶波羅蜜を行ずる時、衆生の懈怠し、精進を勤めず、三乗の声聞、辟支仏、仏乗を棄捨するを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、毘梨耶波羅蜜を行ずるに、如し我れ阿耨多羅三藐三菩提を得ん時には、我が国土の衆生をして、是の如き事無からしめんに、一切の衆生は精進を勤修して、三乗の道に於いて、各度脱するを得ん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く毘梨耶波羅蜜を具足して、阿耨多羅三藐三菩提に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『毘梨耶波羅蜜を行う!』時、
若し、
『衆生』が、
『懈怠して、精進を勤めず!』、
『三乗の声聞、辟支仏、仏乗を棄捨する!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『毘梨耶波羅蜜を行って!』、
若し、
『阿耨多羅三藐三菩提』を、
『得た!』時には、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
是のような、
『事』を、
『無くさせよう!』。
一切の、
『衆生』は、
『精進を勤修して!』、
『三乗の道』に於いて、
『各、度脱することができるだろう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『毘梨耶波羅蜜を行えば!』、
『毘梨耶波羅蜜を具足して!』、
『阿耨多羅三藐三菩提』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行禪波羅蜜時。見眾生為五蓋所覆。婬欲瞋恚睡眠掉悔疑。失於初禪乃至第四禪。失慈悲喜捨虛空處識處無所有處非有想非無想處。當作是願。我隨爾所時行禪波羅蜜。如我得阿耨多羅三藐三菩提時。令我國土眾生無如是事。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足禪波羅蜜。近阿耨多羅三藐三菩提。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、禅波羅蜜を行ずる時、衆生の五蓋に覆われ、婬欲、瞋恚、睡眠、掉悔、疑して、初禅、乃至第四禅を失い、慈、悲、喜、捨、虚空処、識処、無所有処、非有想非無想処を失うを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、禅波羅蜜を行ずるに、如し我れ阿耨多羅三藐三菩提を得ん時には、我が国土の衆生をして、是の如き事無からしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く禅波羅蜜を具足して、阿耨多羅三藐三菩提に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『禅波羅蜜を行う!』時、
若し、
『衆生』が、
『婬欲、瞋恚、睡眠、掉悔、疑』の、
『五蓋』に、
『覆われて!』、
『初禅、乃至第四禅や!』、
『慈、悲、喜、捨の四無量心や!』、
『虚空、識、無所有、非有想非無想処の四無色処』を、
『失う!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『禅波羅蜜を行って!』、
若し、
『阿耨多羅三藐三菩提』を、
『得た!』時には、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
是のような、
『事』を、
『無くさせよう!』。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『禅波羅蜜を行えば!』、
『禅波羅蜜を具足して!』、
『阿耨多羅三藐三菩提』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行般若波羅蜜時。見眾生愚癡失世間出世間正見。或說無業無業因緣。或說神常。或說斷滅。或說無所有。當作是願。我隨爾所時行般若波羅蜜。淨佛世界成就眾生。如我得阿耨多羅三藐三菩提時。令我國土眾生無如是事。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足般若波羅蜜近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、般若波羅蜜を行ずる時、衆生の愚癡にして、世間、出世間の正見を失い、或は無業、無業の因縁を説き、或は神の常なるを説き、或は断滅を説き、或は無所有を説くを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、般若波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄めて、衆生を成就し、如し我れ阿耨多羅三藐三菩提を得ん時には、我が国土の衆生をして、是の如き事無からしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く般若波羅蜜を具足して、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『般若波羅蜜を行う!』時、
若し、
『衆生』が、
『愚癡であり!』、
『世間、出世間の正見を失って!』、
或は、
『無業と、無業の因縁(理由)と!』を、
『説いたり!』、
或は、
『神は常住であるとか!』、
『神は断滅であるとか!』、
『神は無所有である!』と、
『説く!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『般若波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
若し、
『阿耨多羅三藐三菩提』を、
『得た!』時には、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
是のような、
『事』を、
『無くさせよう!』。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『般若波羅蜜を行えば!』、
『般若波羅蜜を具足して!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生住於三聚。一者必正聚。二者必邪聚。三者不定聚。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我得佛時令我國土眾生無邪聚乃至無其名。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜。近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生の三聚なる一には必正聚、二には必邪聚、三には不定聚に住するを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏を得ん時には、我が国土の衆生をして、邪聚を無からしめ、乃至其の名も無からしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く六波羅蜜を具足して、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
若し、
『衆生』が、
『三聚』の、
一には、『必正聚( 正定聚)』、
二には、『必邪聚( 邪定聚)』、
三には、『不定聚』に、
『住まっている!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
『邪聚、乃至其の名すら!』、
『無くさせよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『六波羅蜜を行えば!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』。
|
三聚(さんじゅ):三種の等級( three classes )、梵語trayo raazayaHの訳、衆生の悟りへの決定を意味する三種の等級、即ち(
The three classes of sentient beings, in terms of their determination toward
enlightenment, are: )、
- 正定聚 samyaktva-niyata-raazi : 正しい道を行く者( those who are certain of following
correct paths ),
- 邪定聚 mithyaatva-n.-r. :邪悪な道を行く者( those who will follow evil paths ),
- 不定聚 aniyata-r. :進路の定まらない者( hose whose course is undecided ).『大智度論巻45上注:三聚』参照。
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見地獄中眾生畜生餓鬼中眾生。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我得佛時。令我國土中乃至無三惡道名。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜近一切種智 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、地獄中の衆生、畜生、餓鬼中の衆生を見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏を得ん時には、我が国土中をして、乃至三悪道の名すら無からしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く六波羅蜜を具足して、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
若し、
『地獄、餓鬼、畜生』中の、
『衆生』を、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『国土』中には、
乃至、
『三悪道の名すら!』、
『無くさせよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『六波羅蜜を行えば!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見是大地株杌荊棘山陵溝坑穢惡之處。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我國土無如是惡。地平如掌。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、是の大地の株杌、荊棘、山陵、溝坑、穢悪の処を見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏と作らん時には、我が国土をして、是の如き悪を無からしめ、地の平なること、掌の如くならん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く六波羅蜜を具足して、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
是の、
『大地』の、
『株杌、荊棘、山陵、溝坑、穢悪の処』を、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『国土』には、
是のような、
『悪を!』、
『無くさせて!』、
『地』は、
『掌のように!』、
『平になるだろう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『六波羅蜜を行えば!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見是大地純土無有金銀珍寶。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我國土以金沙布地。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜。近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、是の大地の純土にして、金銀珍宝有ること無きを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏と作らん時には、我が国土をして、金沙を以って、地に布かしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く六波羅蜜を具足して、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
是の、
『大地』の、
『純( もっぱ)ら土ばかりであり!』、
『金銀、財宝が無い!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『国土』には、
『金沙』を、
『地』に、
『敷き詰めよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『六波羅蜜を行えば!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生有所戀著。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我國土眾生無所戀著。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜。近阿耨多羅三藐三菩提。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に恋著する所有るを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏と作らん時には、我が国土の衆生をして、恋著する所無からしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く六波羅蜜を具足して、阿耨多羅三藐三菩提に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生』には、
『恋著する所が有る!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
『恋著する!』所を、
『無くさせよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『六波羅蜜を行えば!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『阿耨多羅三藐三菩提』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見四姓眾生刹帝利婆羅門鞞舍首陀羅。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我國土眾生無四姓之名。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜。近阿耨多羅三藐三菩提。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、四姓の衆生なる刹帝利、婆羅門、鞞舎、首陀羅を見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏と作らん時には、我が国土の衆生をして、四姓の名すら無からしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く六波羅蜜を具足して、阿耨多羅三藐三菩提に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『四姓の衆生である!』、
『刹帝利、婆羅門、鞞舎、首陀羅』を、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
『四姓の名すら!』、
『無くさせよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『六波羅蜜を行えば!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『阿耨多羅三藐三菩提』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生有下中上生下中上家。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我國土眾生無如是優劣。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に下、中、上有りて、下、中、上の家に生ずるを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏と作らん時には、我が国土の衆生をして、是の如き優、劣を無からしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く六波羅蜜を具足して、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生には下、中、上が有り!』、
『下、中、上の家に生まれる!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
是のような、
『優、劣』を、
『無くさせよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『六波羅蜜を行えば!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生種種別異色。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我國土眾生無種種別異色。一切眾生皆端政淨潔妙色成就。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生の種種に色を別異するを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏と作らん時には、我が国土の衆生をして、種種に色を別異すること無からしめ、一切の衆生は、皆、端正にして、浄潔、妙色成就せん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く六波羅蜜を具足して、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生の色』が、
『種種に別異する!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『国土』の、
『衆生の色』には、
『種種の別異』を、
『無くさせて!』、
一切の、
『衆生』は、
皆、
『端政、浄潔、妙色』が、
『成就するだろう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『六波羅蜜を行えば!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生有主。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我國土眾生無有主名。乃至無其形像。除佛法王。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に主が有るを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏と作らん時には、我が国土の衆生をして、主の名すら有ること無く、乃至其の形像すら、仏法の王を除きて無からしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く六波羅蜜を具足して、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『仏法界』の、
『王を除いて!』、
其の、
『形像すら!』、
『無くさせよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『六波羅蜜を行えば!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生有六道別異。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我國土眾生無六道之名。是地獄是畜生是餓鬼是神是天是人。一切眾生皆同一業。修四念處乃至八聖道分。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に六道の別異が有るを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏と作らん時には、我が国土の衆生をして、六道の名の是れ地獄、是れ畜生、是れ餓鬼、是れ神、是れ天、是れ人なるを無からしめ、一切の衆生は、皆同一の業にして、四念処、乃至八聖道分を修せしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く六波羅蜜を具足して、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生』に、
『六道の別異が有る!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
『六道』の、
是れは、『地獄である!』とか、
是れは、『畜生である!』とか、
是れは、『餓鬼である!』とか、
是れは、『神である!』とか、
是れは、『天である!』とか、
是れは、『人である!』という、
『名すら!』、
『無くし!』、
一切の、
『衆生』は、
皆、
『同一の業である!』、
『四念処、乃至八聖道分』を、
『修めさせよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『六波羅蜜を行えば!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生有四生。卵生胎生濕生化生。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我國土眾生無三種生等一化生。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に四生の卵生、胎生、湿生、化生の有るを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏と作らん時には、我が国土の衆生をして、三種の生無く、等一の化生せしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作せば、能く六波羅蜜を具足して、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生』に、
『四生の卵生、胎生、湿生、化生が有る!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
『三種の生が無く!』、
『等一に!』、
『化生させよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
是のように、
『六波羅蜜を行えば!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生無五神通。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我國土眾生一切皆得五神通。乃至近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に五神通無きを見て、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに、仏世界を浄め、衆生を成就して、我れ仏と作らん時には、我が国土の衆生の一切をして、皆五神通を得しめん』、と。乃至、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生』に、
『五神通が無い!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしの、
『国土』の、
『衆生の一切』には、
皆、
『五神通』を、
『得させよう!』、と。
乃至、
『菩薩』は、
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生有大小便患。當作是願。我作佛時令我國土眾生皆以法喜為食無有便利之患。乃至近一切種智 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に大小便の患有るを見て、当に是の願を作すべし、『我れ仏と作らん時には、我が国土の衆生をして、皆法喜を以って食と為し、便利の患有ること無からしめん』、と。乃至、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生』に、
『大、小便の患が有る!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
『仏』と、
『作った!』時には、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
皆、
『法喜を食として!』、
『大、小便利の患』を、
『無くさせよう!』、と。
乃至、
『菩薩』は、
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生無有光明。當作是願。我作佛時令我國土眾生皆有光明。乃至近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に光明の有ること無きを見て、当に是の願を作すべし、『我れ仏と作らん時には、我が国土の衆生をして、皆光明有らしめん』、と。乃至、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生』に、
『光明が無い!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
『仏』と、
『作った!』時には、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
皆、
『光明』を、
『有らせよう!』、と。
乃至、
『菩薩』は、
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見有日月時節歲數。當作是願。我作佛時令我國土中無有日月時節歲數之名。乃至近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、日月、時節、歳数有るを見て、当に是の願を作すべし、『我れ仏と作らん時には、我が国土中には日月、時節、歳数の名すら有ること無からしめん』、と。乃至、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『日月、時節、歳数が有る!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
『仏』と、
『作った!』時には、
わたしの、
『国土』中には、
『日月、時節、歳数の名すら!』、
『無くさせよう!』、と。
乃至、
『菩薩』は、
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生短命。當作是願。我作佛時令我國土中眾生壽命無量劫。乃至近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生の短命なるを見て、当に是の願を作すべし、『我れ仏と作らん時には、我が国土中の衆生の寿命をして無量劫ならしめん』、と。乃至、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生が短命である!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
『仏』と、
『作った!』時には、
わたしの、
『国土』中の、
『衆生の寿命』を、
『無量劫にならせよう!』、と。
乃至、
『菩薩』は、
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生無有相好。當作是願。我作佛時令我國土中眾生皆有三十二相成就。乃至近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に相好有ること無きを見て、当に是の願を作すべし、『我れ仏と作らん時には、我が国土中の衆生をして、皆、三十二相有るを成就せしめん』、と。乃至、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生』に、
『相好が無い!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
『仏』と、
『作った!』時には、
わたしの、
『国土』の、
『衆生』には、
皆、
『三十二相が有る!』のを、
『成就させよう!』、と。
乃至、
『菩薩』は、
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生離諸善根。當作是願。我作佛時令我國土中眾生諸善根成就。以是福德供養諸佛。乃至近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生の諸善根を離るるを見て、当に是の願を作すべし、『我れ仏と作らん時には、我が国土中の衆生をして、諸善根を成就せしめ、是の福徳を以って、諸仏を供養せしめん』、と。乃至、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生』が、
『諸善根を離れる!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
『仏』と、
『作った!』時には、
わたしの、
『国土』中の、
『衆生』には、
『諸善根を成就させ!』、
是の、
『福徳を用いて!』、
『諸仏を供養させよう!』、と。
乃至、
『菩薩』は、
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生有三毒四病。當作是願。我作佛時令我國土中眾生無四種病。冷熱風病三種雜病及三毒病。乃至近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に三毒、四病の有るを見て、当に是の願を作すべし、『我れ仏と作らん時には、我が国土中の衆生をして、四種の病なる冷熱風病の三種の雑病と、及び三毒の病無からしめん』、と。乃至、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生』に、
『三毒と四病が有る!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
『仏』と、
『作った!』時には、
わたしの、
『国土』中の、
『衆生』には、
『四種の病である!』、
『冷、熱、風の三種の病と!』、
『三毒の病と!』を、
『無くさせよう!』、と。
乃至、
『菩薩』は、
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生有三乘。當作是願。我作佛時令我國土中眾生無二乘之名純一大乘。乃至近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に三乗有るを見て、当に是の願を作すべし、『我れ仏と作らん時には、我が国土中の衆生をして、二乗の名すら無く、一大乗を純らならしめん』、と。乃至、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生』に、
『三乗が有る!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
『仏』と、
『作った!』時には、
わたしの、
『国土』中の、
『衆生』には、
『二乗の名すら無く!』、
『一大乗』を、
『純らにさせよう!』、と。
乃至、
『菩薩』は、
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。見眾生有增上慢。當作是願。我作佛時令我國土中眾生無增上慢之名。乃至近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、衆生に増上慢有るを見て、当に是の願を作すべし、『我れ仏と作らん時には、我が国土中の衆生をして、増上慢の名すら無からしめん』、と。乃至、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
『衆生』に、
『増上慢が有る!』のを、
『見て!』、
『菩薩』は、こう願うはずである、――
わたしが、
『仏』と、
『作った!』時には、
わたしの、
『国土』中の、
『衆生』には、
『増上慢の名すら!』、
『無くさせよう!』、と。
乃至、
『菩薩』は、
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。應作是願。若我光明壽命有量僧數有限。當作是願。我行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我光明壽命無量僧數無限。乃至近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、応に是の願を作すべし、『若し我が光明と寿命有量にして、僧数有限ならば』、当に是の願を作すべし、『我れ六波羅蜜を行じて、仏世界を浄め、衆生を成就にして、我れ仏と作らん時には、我が光明と寿命をして無量ならしめ、僧数をして、無減ならしめん』、と。乃至、一切種智に近づかん。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
こう願わねばならず、――
若し、
わたしの、
『光明、寿命が有量であり!』、
『僧数』が、
『有限であれば!』と、
こう願うことになるだろう、――
わたしは、
『六波羅蜜を行って!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしが、
『仏と作った!』時には、
わたしの、
『光明、寿命を無量にし!』、
『僧数』を、
『無限にならせよう!』、と。
乃至、
『菩薩』は、
『一切種智』に、
『近づくのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。應作是願。若我國土有量。當作是願。我隨爾所時行六波羅蜜。淨佛世界成就眾生。我作佛時令我一國土如恒河沙等諸佛世界。須菩提。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜近一切種智。 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、応に是の願を作すべし、『若し我が国土有量ならば』、当に是の願を作すべし、『我れ爾所の時に随い、六波羅蜜を行ずるに随い、仏世界を浄め、衆生を成就にして、我れ仏と作らん時には、我が一国土をして、恒河沙に等しきが如き諸仏の世界とならしめん』、と。須菩提、菩薩摩訶薩は、是の如き行を作して、能く六波羅蜜を具足し、一切種智に近づくなり。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
こう願わねばならず、――
こう願うことになるだろう、――
わたしは、
爾所の時に随い、
『六波羅蜜を行い!』、
『仏世界を浄め!』、
『衆生』を、
『成就して!』、
わたしが、
『仏と作った!』時には、
わたしの、
『一国土をして!』、
『恒河沙に等しい!』、
『諸仏の世界とならせよう!』、と。
須菩提!
『菩薩摩訶薩』は、
是のように、
『六波羅蜜を行って!』、
『六波羅蜜を具足して!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』。
|
|
|
|
|
復次須菩提。菩薩摩訶薩行六波羅蜜時。當作是念雖生死道長眾生性多。爾時應如是正憶念。生死邊如虛空。眾生性邊亦如虛空。是中實無生死往來。亦無解脫者。菩薩摩訶薩作如是行。能具足六波羅蜜。近一切種智 |
復た次ぎに、須菩提、菩薩摩訶薩は、六波羅蜜を行ずる時、当に是の念を作すべし、『生死の道は長く、衆生の性多しと雖も』と。爾の時、応に是の如く正憶念すべし、『生死の辺は虚空の如く、衆生の性の辺も亦た虚空の如し。是の中に実に、生死の往来する無く、亦た解脱する者無し』、と。菩薩摩訶薩は、是の如き行を作して、能く六波羅蜜を具足し、一切種智に近づくなり。 |
復た次ぎに、
須菩提!
『菩薩摩訶薩』が、
『六羅蜜を行う!』時、
こう念じるだろう、――
『生死の道は長く!』、
『衆生の性』は、
『多い!』と、
爾の時、
是のように、正憶念せねばならない、――
『生死の辺は虚空のようであり!』、
『衆生の性の辺』も、
『虚空のようである!』。
是の中には、
実に、
『生死』を、
『往来する!』者も、
『無く!』、
『生死』を、
『解脱する!』者も、
『無いのだ!』、と。
『菩薩摩訶薩』は、
是のように、
『六波羅蜜を行って!』、
『六波羅蜜を具足し!』、
『一切種智』に、
『近づくことができるのである!』、と。
|
|
|
|
|